皆さん、ありがとうございます

もったいないような反響をいただいて怖気づいてしまいましたが
お礼の気持ちも込めて一度だけコメントさせてください

がっかりされるかも知れないので、読みたい方だけ

父とは上京するときが最後の別れだったかのようですが
その後、私が夏休みに帰省したりして何度も会っています

ああいう別れ方をしたので気恥ずかしかったらしく、父は無口でした

でも、いつも洗面台にスイカが一玉冷やしてあったり
私が子供の頃好きだったチューペットが冷蔵庫にあったりして
二度と帰ってくるなと言われたけど、歓迎されていると感じていました

私が今40代半ばで、父は戦前生まれの人です

母（祖母）は私が生まれる前に40代の若さで亡くなったらしく、
月１回は私を連れてお墓参りに行っていました

父が本当は祖父だったことを教えられた後、
「一生墓守して暮らそうと思っていたら〇〇（私）が来た」と言っていました

父は乱暴なところもある人で
私が小４のとき、男の先生から叩かれて泣いて帰ったら
「ぶん殴ってやる」と言って学校に向かい、私を慌てさせました

でも実際は「母親のいない子だから大事にしてやってくれ」と言ったそうです

父（祖父）は20年くらい前に亡くなりました

最後にお見舞いに行ったとき、
「俺のことはもういいから自分のことを頑張れ」と言って手を握ってくれました
やせ細っていたのに、すごく力強かったです

父（祖父）の葬儀のとき、本当の父（祖父の息子）と初めて会いました
亡くなったら連絡が行くよう手配してあったそうです

本当の父のことを「お父さん」とは呼びませんでしたが
その父（３年前に亡くなりました）とも最後の方は仲良くなりました

若い頃いろいろ問題があり、私を置いて逃げ出した本当の父は
生活が安定した後、私を引き取ろうとしたそうです

そのとき父（祖父）は「お前に会う資格はないよ」と言ったそうです

そんな話も大人になるまで知りませんでした

貧しかったけど、愛されていることを感じさせてくれた父（祖父）でした