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- 匿名
- 20/07/09 12:31:53
2020/04/23 16:30
とっさの消火活動で火事が広がるのを防いだとして、石巻署は22日、宮城県の東松島市立矢本西小・5年生の松本春馬君、庄子奏生(かなう)君に感謝状を贈った。
8日午後2時40分ごろ、東松島市内で友人らと鬼ごっこをしていた2人は、民家の庭から上がる煙を発見。近づくと、花壇の枕木付近から30センチほどの高さまで炎が上がっていた。呼び鈴を鳴らすなどして住人に呼びかけたが応答がなく、持っていたペットボトルのジュースなどをかけ、松本君の携帯電話から110番通報した。消防車が着いた時には火はほぼ消えていたという。
庄子君の父親は消防署員で、火を見つけたらまず家の人に声をかけるよう教わっていた。庄子君は「火を見つけたときはびっくりした。言われた通りにできてうれしい」、松本君は「緊張したが、賞状をもらえてよかった」と話した。
2人は幼稚園からの幼なじみで、火災当日には始業式があった。岡島利明署長は「消火活動だけでなく、自ら通報もしている。大人でもなかなかできない勇気ある行動だ。コロナの中、2人の行動は明るいニュースだ」と話した。
この日は2人の母親も同席した。松本あかねさんは「勇気をもって消火活動したことを誇りに思う」、庄子真奈美さんは「父親譲りの正義感で火災に立ち向かったことがうれしい」とそれぞれ語り、子どもたちの成長を感じていた。
同署などの調べでは家主が枕木を焼いて耐久性を高める加工をしており、作業後の残り火が再燃したという。
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