登別の中学1年の男子生徒が自殺したとみられる問題で、男子生徒が所属する運動部内で体形をからかわれたり、「筋トレ」動画を送るよう強要されたりしていたことが新たに分かりました。

　登別市立鷲別中学校1年の工藤虎太郎（くどう・こたろう）さんは、22日、自宅敷地内で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。警察は、飛び降り自殺をしたとみて調べています。
　母親などによりますと、虎太郎さんの携帯電話には、所属する運動部の部員から「筋トレ」動画を送るよう強要される内容が残されていたほか、運動部内で体形をからかわれたりしていたということです。

　「部活を休むのであれば筋トレを30分やれと。それの動画を送れと」（死亡した虎太郎さんの母親・工藤ゆき美さん）

　登別市教委は、第三者委員会の設置を決め、いじめがあったのかや、学校側の対応などを調べています。