助産師HISAKO へのコメント（No.16388）

動画見てきました。
ママスタのコメントも教えてくださりありがとうございます。

1つ目の9ヶ月の吐き戻しについて

赤ちゃんの胃って、大人と違って縦長なんですよね。だから新生児からお座りが出来る前の赤ちゃんは吐き戻すことは確かに多いです。でも、お座りが出来るようになってくると、重力の関係で吐き戻しは少しずつ減ってきます。内蔵の機能も発達してくるので、胃の中に食べ物を収めておくこともできるようになってきます。
9ヶ月ですから、寂しくてかまって欲しいときは泣いたり追ってきたり手を伸ばしたりすることが多いですよね。気を引くためにわざと吐き戻すのはよくあることではないと思います。
そもそも、本当にお母さんがいないとき「だけ」吐いてるのかが気になります。相談者さんの中で「吐く=寂しいとき」と関連付けてしまっていないといいのですが。
吐き戻しは胃食道逆流症(飲食物が胃から食道に逆流しやすい)やヒルシュスプリング病(腸の中の一部あるいは全部の腸を動かす神経細胞が欠損することで腸の動きが悪く嘔吐してしまう)などが原因となっていることもあるので、吐いてる我が子を相手にしないのではなく、小児科に相談するべきだと思います。

吐き戻し、ずーっと続くと胃液が食道の粘膜を溶かしてしまうこともありますから、状況をきちんと専門家に分析してもらって対処するのが良いと思います。ヒルシュスプリング病だと手術が必要になることもあります。


吐き戻しを起こす病気が隠れていないかを除外して初めて、子どもが気を引くためにわざとやってるのね、と言えるので、赤ちゃんの吐き戻し、軽視しない方がよいと思います。

次、アデノ脱水についてです。