笠井信輔アナ「うまくすれば今月中にリモートで番組出演」競泳・池江が刺激に

　悪性リンパ腫で闘病し、退院したフリーアナウンサーの笠井信輔が１０日、ブログを更新。今月中にもリモート出演で仕事復帰する可能性があると明かした。

　同じ血液の病・白血病と闘う競泳の池江璃花子選手を特集した９日のＮＨＫスペシャルを視聴した笠井アナは、久々に水に入った池江選手について「『すごい』を連発。本当にうれしそうなその笑顔は、自分を取り戻した喜びに満ちていました」と振り返った上で、「自分はスタジオで収録したり、生番組に出演したりしたら、同じような幸せを感じるんだろうなと、早くそのような日が来ることを期待している自分がいました」と告白。

　そして、新型コロナウイルス対策として行われているスタジオ外からのリモート出演について「私の仕事復活を早めようとしています」とし「うまくすれば今月中に、リモートでの番組出演は可能です。自宅にいながらにして仕事に参加できるんですから。自宅療養をしている身としてはこれ以上のことはありません」と復帰の可能性について触れた。

　同じ病気の人を思いやる池江選手と比較し、笠井アナは「(私は)自分のことで精一杯で、そんなふうに自分を位置づけて入院生活を送って来ませんでした。ただ、毎日Ｉｎｓｔａｇｒａｍやブログを更新していく中で、自分の前向きな入院生活が、同じようにがんと向き合っている人たちの励みになっているのかもしれない、と感じることはありました」と控えめに明かした。

　最後に笠井アナは「番組を見て、自分もしっかりと前を見据えて一歩一歩踏み出していかなければいけないと強く感じたのです」と思いをつづった。笠井アナは昨年９月末でフジテレビを退職してフリーに。同１２月に悪性リンパ腫の罹患を公表し、同月１９日の同局「とくダネ！」で自身で病状を説明した。

2020年5月10日 15:55デイリースポーツ