韓国人女児搬送で日本政府が協力、インドから急性白血病で

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    • 康治
      20/05/09 09:26:58


    茂木敏充外相は8日の記者会見で、急性白血病で緊急治療が必要になったインド在住の韓国人女児(5)が、日本の協力で韓国に帰国できたとして、康京和(カンギョンファ)外相から7日、謝意を伝える手紙を受け取ったと明かした。茂木氏は会見で「非常に良い日韓協力になった」と歓迎。韓国メディアも少女の帰国を「奇跡」と評価している。

    外務省や韓国メディアによると、少女は5月初旬にニューデリー郊外の病院に入院したが、その後、容体が悪化。少女の家族は韓国への帰国を希望したが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インドでは国際線の運航が中断していたため、実現できなかった。韓国のチャーター機の運航もしばらく運航しない状況だったため、現地の韓国大使館が各国に支援を要請した。

    その要請に応じたのが日本。少女と母親ら3人を日本航空の臨時便に乗せ、4日に出国し5日に羽田空港に到着。3人はその日のうちに成田空港から韓国に帰国したという。臨時便は日本に帰国する日本人でほぼ満席だったが、日本側は人道的観点から3人の座席を確保。日本を経由するビザ発給も支援したという。

    日韓関係は元徴用工問題などを巡って冷え込んでいるが、康氏は手紙で「(両国関係が)厳しい中、日韓協力を象徴する良い案件だった」と感謝を伝えた。韓国の「聯合ニュース」によると、康氏は格別の謝意を伝え「今後も帰国支援に関し、緊密な協力が続くよう期待する」と表明したという。

    5日は韓国でも「こどもの日」にあたる。普段は日本政府に批判的な韓国メディアも「こどもの日の奇跡」などと好意的に報じた。日本政府への謝意は康氏にとどまらず、聯合ニュースは韓国外務省の趙世暎(チョセヨン)第1次官も8日、外務省の秋葉剛男事務次官に謝意を表明したと報じた。

    日韓間では、アフリカやアジアからのチャーター機で相互に日本人や韓国人が搭乗して協力して帰国するケースも相次いでいる。相互支援が両国の「雪解け」に近づくきっかけになるか――。【加藤明子】

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