沖縄初のクラスター 高齢者ら30人、窓閉め1時間半会議 参加者「油断した」

  • なんでも
  • 保延
  • 20/04/22 12:21:17

沖縄県内で初めて新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」が確認された。米軍用地の地主らでつくる沖縄市軍用地等地主会が今月7日に同市の市軍用地主会館で開いた役員会会議で、感染者から複数に広がったものとみられる。会議に参加し感染が確認された70代男性は本紙取材に「せきをするたびに、これまでに体験したことがないくらいの激痛が体の節々に走る」と厳しい病状を語った。

 県や、会議に参加した別の60代男性によると、クラスターが形成された会議には約30人が参加し、午後5時半から7時ごろまで開かれた。飲食は伴わなかった。会議室は約40人が入る程度の広さ。長めのテーブルがロの字に並べられ、一つのテーブルに2、3人が着いていたという。男性は「会合が始まったころから雨が降り出したので、窓は閉めていた。しばらくして晴れ間が見えると、窓は開けていたと思う。閉めている間はクーラーを送風にしていた」と話す。マスクを着用していたのは10人程度だったという。

 男性は「(会議で)新型コロナの話は出たが、せきなどの症状が出ている人はおらず、まさかという気持ちだ。振り返ると甘かった、油断していた点もある」と語った。保健所や県からの連絡はなく自主的に外出自粛をしており、男性は「なるべく早く(PCR)検査をしてほしい、早く安心したい」と訴えた。

 感染が確認された男性は、7日の会合後、発熱と体のだるさの症状が出たため9日にかかりつけの医院を訪れた。医師からの勧めでPCR検査を実施し、陽性が確認された。現在も37、38度の熱が続き入院する。男性は「ほとんど力が入らなくてきつい。内臓が悲鳴を上げている感じだ。いろいろと病気してきたが、今までにない痛みだ」と県民に感染予防を訴えた。

 県はクラスターの発生地となった会議について「地域の団体の会議」としか説明しておらず、主催者や開催場所、内容などは明らかにしていない。厚生労働省は「1カ所で5人以上のつながりのある感染者が出たケース」をクラスターと定義する。集団感染が起こりやすい条件として、換気の悪さ、人が密集して過ごす空間、不特定多数の人が触れる可能性がある場所とし、「密閉」「密集」「密接」の「3密」を避けるよう呼び掛けている。県は「たくさんの人で長時間の会議をすることがクラスターにつながる」と警鐘を鳴らしている。

  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    • 20/04/22 12:24:56

    間抜け

    • 1
    • 20/04/22 12:22:33

    何故ここに?ニュース糧にしなよ。

    • 0
※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ