- なんでも
- 寛弘
- 20/04/15 09:46:38
千葉県の鴨川市と南房総市では13日、大雨により土砂災害の危険性が高まり避難勧告が出された。しかし、両市とも避難した人の数は0人。住民の不安は災害発生だけでなく、新型コロナウイルス感染の可能性にもあるからだ。避難所はいま問題となっている“3密(密閉・密集・密接)”が発生しやすい場所として懸念されている。
実際に4年前の熊本地震では、一部の避難所でインフルエンザやノロウイルスの患者が相次いだ。また、去年の台風19号でも、福島・いわき市の一部の避難所でノロウイルスの集団感染が起こった。昨日は避難所のコロナ対策として、手指消毒液の設置やマスクの配布、体温計の準備、できる範囲の換気、密にならないスペースの確保などに務めていたという。
今回避難した人はいなかったが、本当に避難が必要になった時にどのように対応すればいいのか。BuzzFeed Japan記者の神庭亮介氏は「これをきっかけに“コロナ×災害”を考えていかなければならない。日本は災害大国で、地震や大きな台風も起こりうる。以前にもオリンピックをやる・やらないの話が出始めた時に、『延期もあり得るから最悪のケースを想定したほうがいい』と伝えたが、考えたくないことほどしっかり考えておかないといけない。コロナ×災害が起こることを前提にシミュレーションをしておくことが大切だ」との見方を示す。
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