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- 20/04/09 15:53:35
繊維産地の力活用 布マスク配布へ
見附市、全小中学生に
2020/04/08 14:57
新潟県見附市は新型コロナウイルス対策として、特別支援学校を含む市内全13小中学校の児童・生徒、教職員約3200人に布マスクを配布する。見附ニット工業協同組合が協力。来週早々にも配布できる予定で、組合加盟会社が急ピッチで製造中だ。
市が同組合にマスク製造を打診したのは3月末。同組合が検討した結果、ニット製は何重にも編んで編み目のすき間を減らすなどの手間がかかり、早期の納品は難しいと判断。ガーゼは品薄なことから、市内の織物会社の生地を使い、同じく品薄のゴムひもの代わりは肩部分の部材「ウーリースピンテープ」の在庫を使用。繊維産地の縫製技術を活用することにした。
6日から製造を始め、最終的には8社で7千枚を用意する。熟練の縫製技術者が4枚の布パーツとひもを縫い付けて1時間に6、7枚のペースで仕上げている。
市は1人に2枚の配布を予定。来週中にまず1枚目を配り、翌週に2枚目を配る。小学生向けの小サイズは4千枚、残り3千枚が中学生・教職員向けの普通サイズ。
久住時男市長は「布マスクなら洗って再利用できる。子どもを持つ家庭がマスクを確保するストレスから解放されるように繊維業界に協力してもらった」と話す。同組合事務局は「市民のためになり、繊維産業のPRにもなる」としている。
新潟日報
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20200408536348.html
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