• No.2 永祚

    20/03/21 09:31:55

    市原隼人(源博雅役)

    僕は17年前に違う役柄ではありますが、映画の『陰陽師II』に携わっているので、特別な思いがあります。まったく違う作品、役柄でこの『陰陽師』に戻ってこられた…不思議な再会をさせていただけたんだなと、純粋にうれしく思っています。
    佐々木蔵之介さんには久々にお会いしたのですが、立ちふるまいも格好よくて…晴明なんですよね、そこにいるだけで。改めて“役者って素敵だな”と思わせていただける蔵之介さんの背中を、そばで見ることができてうれしかったです。

    劇中に「都も悪くはない。ありがたいことに晴明、おまえがいる」というセリフがあるのですが、それが晴明と博雅の関係の象徴だと思うんです。博雅は怪奇現象に全然慣れていない、信じる信じないというよりもまず、どう捉えていいかすらわからない状態なんです。恋もするし、音楽や芸術などもたしなむ人間くさい人物です。そんな博雅は、クセのあるキャラクター揃いの『陰陽師』の中でとても標準的な人。改めて“普通”を演じるのは難しいなと、実感しています。
    時代劇ってロマンなんです! この時代を実際に見たことのある人って誰もいないですよね? だからこそ今、作る意味があると思うんです。これまでに『陰陽師』を見たことがある方にも絶対に見ていただきたいと思いますし、現代に『陰陽師』の世界観がどう映るのか……。この作品は、見たことがない世界を見せてくれる、感じたことのない世界を感じさせてくれるエンターテインメントの根源だと思いますので、どの世代の方にも楽しんで見ていただけると思います

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