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- 永仁
- 20/03/03 00:23:31
新型コロナウイルスの感染が日本全土に広がるなか、伊豆諸島の離島、八丈島(東京都八丈町)の貸別荘で、予約が例年の3倍以上になっていると運営会社が発表した。新型コロナウイルス感染の報告例がないことも理由の一つだというのだが、地元は困惑気味だ。
東京から南に約290キロ、アシタバやくさや、特定外来生物のキョンなどで知られる八丈島が思わぬ注目を集めている。
東京の不動産会社、ルシオールは、同島で運営する貸別荘の予約数が例年の3倍以上になっていると明らかにした。3月はほぼ満室で、宿泊日数も2、3日が多かった昨年に比べ、5日以上の長期滞在客が目立つとしている。
同社が行っている宿泊後のアンケートによれば「都会でのコロナウイルスのリスクを避けたい」などとの声があったという。
ネット上では「離島が安全という根拠は何?」など批判的な声もあった。
実際に新型コロナウイルスから逃れるために離島に行く人が増えているのだろうか。八丈島観光協会の広報担当者に聞くと「新型コロナウイルスのために予約をキャンセルする人が大半で、観光客は増加していない。ホテルには営業が継続できるか分からないところもある」とのことだった。
島内の複数の宿泊施設に予約状況を確認したところ、軒並み横ばいもしくは減少傾向だった。
ある宿泊施設の関係者は「(話題になるのは)ちょっと複雑。離島なので医療体制も整っていないし、何かあったときに対応できないだろう。お客さんが来ないのも困るけど…」と話す。
別の関係者は「インフルエンザもすごい勢いで広がるので、(ウイルスが)八丈島で広がったら、もう終わり。観光客が殺到したら怖い」と本音を漏らした。
夕刊フジ 03/02 17:00
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