【兵庫】臨時休校開始【不安の中で受験控える中3生、塾も急きょ対応】

  • ニュース全般
  • 匿名
  • 20/03/02 22:18:02

3/2(月) 21:21

公立高校の入試を前に、中学3年の生徒に臨時休校中の過ごし方を話す担任教諭
2日午前、神戸市東灘区岡本3、本山中学校

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ臨時休校が2日、兵庫県でも姫路市や加古川市、三田市で始まり、3日から小野市を除く県内全ての市町に拡大する。いずれも2~3週間の休校措置が取られ、神戸市では2日、教諭が自宅での学習や外出の自粛などを生徒に説明。とりわけ、中学3年生は12日に公立高校の一般入試を控え、不安の中で休校期間を過ごすことになる。

「体調を崩すことなく、規則正しく生活してください」

休校前の登校日となった2日午前、神戸市東灘区の市立本山中学校では、3年1組の小林明教諭(40)が最後のホームルームで訴えた。生徒に健康状態を確認するチェックシートも配り、毎日の体温や体調を記すよう呼び掛けた。

休校期間中は特別支援学級などを除き、学校には立ち入れない。同市はインターネット学習支援ツールを活用した自宅学習を推奨するが、塾の自習室などを利用する生徒もいるとみられる。小林教諭は「感染につながる室内に行くのは避け、きちんと判断して動くように」と語り掛けた。

10日に予定していた神戸市立中学校の卒業式は17日に延期された。だが、「感染の状況に応じて判断する」(市教育委員会)として確かな見通しはない。

一方、中学3年生の受験生を抱える学習塾も急な対応を迫られた。県内に18校を展開する「若松塾」(同市須磨区)は当初、臨時休校の間も中学生の授業を続けるつもりだったが、1日に西宮市で県内初の感染者が確認され、急きょ2日以降の授業を中止した。

受験生の保護者からは授業を求める声が届くが、森沢譲総務部長(47)は「生徒の健康が一番だが、受験は人生を左右する問題。苦渋の選択」と唇をかむ。

同じく多くの児童生徒が通う創造学園「エディック」(同市中央区)は受験生に限って休校中も授業を続ける方針。子ども、職員ともマスクの着用とアルコール消毒、体温検査を義務づけ、スマートフォンやパソコンで受けられる無償の「オンライン授業」も実施する。担当者は「受験前は生徒のメンタルケアが最も大事。全力でサポートする」と力を込める。

兵庫高校を目指すという同市須磨区の中学3年の女子生徒(15)は「塾でみんなと顔を合わせることで、やる気が出て、受験の不安がやわらいだ。『何で自分たちの年だけ』と思わずにいられない」とこぼした。

  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    コメントがありません

※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ