- なんでも
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巴御前(ともえごぜん)
信濃国の豪族・中原兼遠の娘と伝えられており、常に木曾義仲のそばにつき従っていた。その生涯は謎に包まれており、「平家物語」によれば「色白く髪長く、容顔まことに優れたり」という美人で、「強弓精兵、一人当千の兵者(つわもの)」であったという。
また、「源平盛衰記」には、倶利伽羅合戦で義仲軍の一隊の大将として活躍。
幼いころから義仲とともに育ち、義仲挙兵後も女武将として付き従った。
近江国粟津ヶ原での義仲最期の戦いでは、味方が残り数騎となっても勇敢に戦い、義仲とともに死ぬことを願ったが、義仲に諭され泣く泣く落ち延びていったという。
「源平盛衰記」によると、信濃に落ち延びた後、鎌倉に召し出され和田義盛の妻となったが、和田一族が滅ぼされた後には、倶利伽羅峠などでともに戦った石黒氏を頼って越中に住み、91歳で亡くなったと伝えられている。- 2
20/02/26 10:31:19