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- 匿名
- 20/02/10 00:35:36
2020年2月9日 21時27分
世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスの名称について、流行が始まった中国・湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)、そして中国国民に汚名を着せることがないよう、慎重に検討を進めている。
国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言したWHOは、暫定的に公式名称を「2019-nCoV」としている。
2019はこのウイルスが最初に特定された2019年を、「nCoV」はこのウイルスが属するコロナウイルスの新型を示している。
WHOの新興感染症対策部門を率いるマリア・ファン・ケルクホーフェ(Maria Van Kerkhove)氏は7日、同機関の執行理事会に、「名称によってどの場所も連想されないようにするため、暫定の名称を付けることが重要だと考えた」と説明。「多くのメディア報道が、今もなお武漢や中国を使って呼んでいるのを皆が目にしていると思う。われわれはしっかりと汚名を着せないようにしたい」と述べた。
名称に関しては数日間で最終決定されるとみられ、WHOおよび国際ウイルス分類委員会(ICTV)のコロナウイルスに関する専門家の手に委ねられている。
またWHOは、動物の種名を使用することも、よく豚インフルエンザと言及されるH1N1型インフルエンザのような混乱を生むと指摘。
この病気は豚よりも人間によって拡大したにもかかわらず、養豚業界に大きな影響を与えてしまったという。
通常は病気を特定した科学者の氏名が用いられた人名の他「過度の恐怖をあおり立てる用語」も禁止された。
WHOは代わりに、説明的かつ分かっていれば原因となる病原体を含み、短く発音しやすい名称を推奨している。
ブリアン氏は「われわれはできる限り中立的で、できる限り便利なものとなるよう本当に努めている。なぜなら世界のどこでも同じように敵に対処しようとするなら、同じ名前を付ける必要がある」と語った。
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