- なんでも
- 正慶
- 20/01/06 18:32:34
この世に生を受けて、間もなくして亡くなってしまう赤ちゃんのことを水子霊といいます。また、お母さんのお腹の中で死んでしまった赤ちゃんのことや、人工中絶で亡くなった小さな命のことも水子霊と呼びます。生命の種が続かなかったものが、霊体になり水子霊と呼ばれています。
水子霊は、決して邪悪な霊魂ではなく、純真無垢な綺麗な魂のままであることが多い霊なのです。また、日本神話に残されている、生まれて間もなく海に流された水蛭子(ヒルコ)が転じたものだと言われており、水子霊は、流された命としても位置付けられています。いずれにしても、幼い命がこの世で生が続かなかった霊が水子霊のことです。
水子霊の特徴
水子霊、いわゆる亡くなった幼い命の全てが、この世への執着を持っていることはありません。そして、生まれなかった命や短い命だったことを恨んだり、呪ったりすることは考えられません。何らかの理由で、水子霊となったとしても、母親や父親を心配している水子霊もいます。
水子霊というのは、人間界にいる時間が少ないので、どちらかというと、魂の世界に近い霊魂のことです。魂の世界は、物欲や傲慢さや、欲がないので、クリアで純粋な霊が沢山存在しています。また、一説には、水子霊も成長するということもあります。つまり年齢を重ねているという特徴も持っています。いつまでも0歳でいるということではないのですよ。
基本、水子霊にたたられることはないと言われています。なぜなら、水子は、人間界にいる時間より、魂の世界に近い状態で、この世を去っています。人間界の誘惑や、欲深く、汚い人間関係を経験することがないので、魂はクリアで、純粋で綺麗な霊魂だからです。
現在は、情報社会で便利なのですが、その分良いものも悪いものも情報が錯綜していることも多くあります。中には、水子供養しないと、祟られるなどと言って、脅かすような人も居ます。また、何らかの理由でこの世で命が続かなかったこと対して、母親や父親の無念さの方が大きく、自身を責めてしまったり、後悔をしていることに対して、亡くなった水子が親を心配していることがあります。水子霊の方が親を心配しているがあまり、成仏できないということの方があるようですよ。
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