- なんでも
- 正治
- 19/12/21 20:57:51
“恐妻家で気弱な夫”の裏の顔
“恐妻家で気弱な夫”というイメージの木下氏だが、スタッフにはパワハラを繰り返していたのだ。パワハラを一身に受けていたAさんもこう語っている。
「木下先生は『医者が一番偉い』という考えなんです。助手の僕やスタッフが気を遣うのは当たり前で、『おれを誰だと思っているんだ』が先生の決まり文句でした。病院には内科の先生が多いのですが、『外科医であるオレは内科医よりも偉い』と話すこともありました。『外科医は体育会系なんだ』と僕への暴言や暴行を肯定するような物言いをすることもありました」
木下氏はAさん以外のスタッフにも日常的に暴言を吐き、時には暴力を振るうこともあった。その言動が原因で、ドクター2人、ナース3人、事務員2人が退職を余儀なくされている。しかし木下氏が高圧的な態度で接するのは、仕事仲間に対してだけではない。別の仕事関係者Cさんが語る。
ジャガー横田氏に「お前はなにもわからないんだから黙っとけ!」
「木下先生と仕事について話そうと食事をすることになったのですが、その場にジャガー横田氏さんもいらっしゃいました。木下先生は常々待遇に不満があると言っていたので、自分から言いづらいことを強面のジャガーさんに言ってもらうつもりで呼んだのかなと思っていたんです。しかしジャガーさんが何か話そうとすると、木下先生が『お前はなにもわからないんだから黙っとけ!』と一喝した。こちらもびっくりするような厳しい物言いで……。それ以降、ジャガーさんは仕事に関することにはほとんど口出しせず、木下先生の話を黙って聞いていました」
Bさんも木下氏とジャガー氏の“真の夫婦関係”を垣間見たことがあるという。
「ジャガーさんが木下先生のいないとき、私にポツリと漏らしたことがあるんです。『私は学もないし、家事も全く出来ない。収入もたくさんあるわけではないから、木下に養ってもらっているんだよね』と。ご夫婦がテレビで見せている顔は作られたもので、実際の家庭内での立場は木下先生のほうが上なんだなと思いました」
仕事仲間へのパワハラのほかに、妻へのモラハラ疑惑。しかしBさんは「木下先生の問題はそれだけではないのです」と続ける。
広告塔としての役割も……木下氏のお金への執着心
「木下先生はとにかくお金への執着が強い。木下先生とは業務提携契約を結んでいるのですが、契約書には医師としての業務のほかに広告塔としての役割も担っていただく、といった文言も入っています。そのため給与は他の常勤医師の約2倍の額をお支払いしてきました」(Bさん)
そのため木下氏やジャガー氏の写真が、颯心会のパンフレットやクリアファイルなどに掲載されている。しかしこの写真撮影が行われるたびに、木下氏は給与とは別に“足代”を要求してきたのだという。
「写真撮影はもちろん契約内容に含まれた業務の一環です。しかし2017年8月7日の撮影後、木下先生は『足代は当然ありますよね?』と追加の金銭を執拗に要求してきました。それで“足代”として木下先生、ジャガーさんそれぞれに10万円ずつ、2人で20万円を支払ったんです。
しかし後日、ジャガーさんから電話がかかってきたんです。『スタイリストの足代が入ってねーじゃねぇか! 恥を書かせるな』と。その方にも結局同額をお支払いしました。それに味を占めたのか、その後の撮影はもちろん、会食などでも足代を要求してくるようになりました」(同前)
木下氏に支払った金額は、“足代”というにはあまりに高額だ。断ることはできなかったのだろうか。
「もちろん断ろうと思えば断れますよ。支払う義務も理由もありませんから。でも、それで木下先生の機嫌が悪くなってしまうと、Aさんをはじめ、現場スタッフへの当たりがさらにキツくなってしまう。スタッフがさらに追い詰められていく姿は見たくありませんし、これ以上スタッフに辞められては患者さんに迷惑をかけてしまうことにもなる。経営上層部も『お金で解決できるならそうしよう』と言って、泣く泣く支払い続けました」(同前)
コメント欄へつづく
- 0 いいね