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- 19/12/14 13:17:47
【ざっくり言うと】
・天皇陛下と上皇さまの「二重権威」問題が浮上していると週刊新潮が報じた
・秋篠宮さまが誕生日のご挨拶を、天皇陛下よりも先に上皇さまにされたそう
・挨拶の順番により「上皇が上」になっていないかと皇室関係者は懸念を示した
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秋篠宮さまがお誕生日に「天皇」よりも「上皇」に先にご挨拶した真意
2019年12月12日 5時58分 デイリー新潮
[写真]「前例」が覆され……
早いもので令和元年の月暦(つきごよみ)も1枚を残すのみとなった。心配されていた雅子さまのご体調も安定し、暦をめくるごとに新しい御代の天皇皇后像が国民に広く定着していく一方で、時が経過しても「制度上の懸念」は払拭されていない。生前退位による「二重権威」の問題である。
即位礼正殿の儀、天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典、大嘗祭……。祝賀続きだった令和元年の締めくくりが迫るなか、最近も立て続けに寿(ことほ)ぎの時を迎えた。11月30日には秋篠宮さまが54歳、翌日の12月1日には愛子さまが18歳のお誕生日を迎えられたのである。しかし、こうした慶事の裏に「陰」を見る者もいて……。
「お誕生日当日、秋篠宮さまは天皇皇后両陛下および上皇ご夫妻へのご挨拶に向かわれたのですが、その順番に違和感を覚えました」
こう思案顔で令和2年以降の皇室の行く末を心配するのは、ある皇室関係者だ。
「というのも、秋篠宮さまはまず吹上仙洞御所の上皇ご夫妻のもとに、そしてその次に赤坂御所の天皇皇后両陛下のもとに向かわれたからです。言わずもがな、皇室の『序列』は今上陛下が一番。真っ先に今上陛下にご挨拶をなさり、上皇さまはその後というのが『筋』のはずなんですが、今回はそれが逆転してしまった。そこに令和皇室ならではの懸念を感じたのです」
実際、9月6日の悠仁さま、同月11日の紀子さま、10月23日の眞子さま、いずれのお誕生日でも、先に天皇皇后両陛下へのご挨拶を済まされた上で、上皇ご夫妻のもとに向かわれるという順番になっていた。
「天皇皇后両陛下のスケジュールの都合で、秋篠宮さまのご挨拶の順番は上皇ご夫妻が先になったというのですが、その差はわずかな時間。従来通りまず天皇皇后両陛下にご挨拶をされることも可能だったのではないかと、つい勘ぐってしまうのです。秋篠宮さまの中に、上皇さまを優先されるお気持ちがあろうはずはないのですが……」(同)
■皇室カレンダーも…
つまり、本来は比べるべくもない天皇と上皇の権威が、この度のご挨拶の順番では「上皇が上」になっていはしないかと、この関係者は案じているわけだ。大手メディアの皇室担当記者もこう続ける。
「生前退位にあたり、上皇の呼称に関して本当に『上』と付けていいのかという議論があった。『上』と付けることで、天皇陛下より『上位』であるとの誤解を招きかねないのではないかと。それほど、天皇と上皇の二重権威問題は、細心の注意を払わなければならない案件だと言えます」
事実、本誌(「週刊新潮」)10月17日号で報道の通り、宮内庁の許可を得て製作・発行された来年の皇室カレンダーには、天皇皇后両陛下のツーショットより、上皇ご夫妻のそれが先の月に掲載されていて、既に二重権威が懸念される事態が起きているのだ。そこに来ての、「順序逆転ご挨拶」。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が、
「秋篠宮さまのご挨拶の順番には大変驚きました」
と語るのも、無理からぬところがあるのだ。
「前例主義の皇室において今回の順番は記録として残り、新たな前例となってしまうことは間違いなく、大きな意味を持ちます」(同)
今月29日には、佳子さまが25歳のお誕生日を迎えられる。「二重権威」が杞憂であることを願うばかりだ。
「週刊新潮」2019年12月12日号 掲載
https://news.livedoor.com/article/detail/17513873/
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