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- 慶安
- 19/11/04 21:49:11
2019年の食のトレンドは「発酵食品」といわれています。そこで、「みそ」に注目しました。
全国でみそを一番食べているは52ある県庁所在地・政令都市の中で長野市で、みそ汁に換算すると一世帯あたり年間495杯になります。
2位は新潟市、3位は秋田市と並び、最下位はというと実は神戸市で一世帯あたり年間215杯と長野の半分以下になっています。 次が大阪市、堺市と続くのですが、つまり「関西人はみそをあまり食べない」ということなのです。それでもなんとか関西の人々にも振り向いてもらおうと、みそ業界が奮闘しています。
ではなぜ、関西ではみそがあまり食べられないのか。関西の食文化に詳しい曽我和弘さんにそのわけを聞きました。「だしの文化が関西にはある。特に昆布だしの文化。だしをメインにするので、みその量がそんなにいらない。」(関西食ビジネス研究会 曽我和弘座長)
他の地方に比べてしっかりとだしをきかせて旨味を作るため、関西ではみその消費量が少ないというのです。
そして、曽我さんの話は歴史を遡ります。「昔強い武将がいたところには、いいみそができている。武田信玄が『信州みそ』、伊達政宗が『仙台みそ』、徳川家康が『八丁みそ』みたいな感じ。」(曽我和弘座長)
保存食として優れているため、天下統一を目指す戦国大名たちの兵糧として重宝されましたが、元々都に近い大阪などでは戦で遠征する必要がなかったため、みそ文化もあまり発達しなかったというのです。
headlines.yahoo.co.jp
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