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- 19/11/03 11:39:23
第二次世界大戦中のジャワ島、日本軍の捕虜収容所が舞台
日本人軍属のカネモト(ホモ)が、オランダ人俘虜のデ・ヨン(美青年)をレイプする
その事件の処理にあたっていた凶暴な日本人軍曹ハラ(ビートたけし・たぶんバイ)と
俘虜の中でも日本語が堪能なイギリス人中佐ロレンス(ノンケ)に奇妙な友情が芽生えていく
一方、収容所長のヨノイ大佐(ホモ)は、
美しいイギリス人俘虜セリアズ少佐(デビッド・ボウイ・ノンケ)に一目ぼれする
セリアズは日本軍の輸送団を襲撃した罪で死刑が決まっていたが
ヨノイは銃殺したふりをして、セリアズの命を助けた
俘虜をレイプしたカネモト(ホモ)は死刑になり、切腹。ハラが日本刀で介錯する
その瞬間、被害者であるはずのデ・ヨンが舌を噛んで自殺
2人は加害者と被害者ではなく恋人だった。お前もホモだったんかい
この騒動で恥をかかされたヨノイ(ホモ)は、俘虜たちに48時間の絶食と外出禁止を命じる
ところが、ロレンス(ノンケ)は外に花を摘みに行き、
摘んだ花を俘虜たちに配って、デ・ヨンの埋葬地を美しく飾らせた
激怒したヨノイ(ホモ)は、ロレンス(ノンケ)を牢に閉じ込める
俘虜は囚人ではない、と暴れるロレンスは、ハラ軍曹(たぶんバイ)の部屋に連行されていく
殺されると思ったが、ハラ軍曹は「メリークリスマス、ミスター・ローレンス」と笑って釈放
その日は12月25日。彼は最初からロレンスを助けるつもりだった
後日、別件で調べを受けていたイギリス人俘虜長のおっさんをヨノイが死刑にしようとする
日本刀を振り上げる彼の前に立ちはだかったのはセリアズ
彼(ノンケ)はヨノイ(ホモ)を抱きしめ、両頬にキスをした
俘虜の死刑は殺人であり、ヨノイはジュネーブ協定違反になる
セリアズは、おっさんだけでなく、ヨノイをも人道の罪から救おうとした
ヨノイは感激と興奮のあまり、その場で卒倒してしまう
このことで立場をなくしたヨノイは降格させられ、収容所長が交代する
新しい収容所長はセリアズを死刑にする。しかも、首だけ出して生き埋めにする残酷な方法で
美しい花が枯れるように、セリアズは日に日に衰弱していく
その様子を見ながらも、ヨノイ(ホモ)はどうすることもできない。彼は無力だった
セリアズが衰弱死した日、ヨノイは彼の髪を切り、遺品としてポケットにしのばせる
時は流れて4年後の1945年、冬。日本軍人と俘虜たちは立場が逆転している
戦勝国による軍事裁判。俘虜虐待の罪で、ヨノイとハラは死刑を宣告される
冷酷に見える彼らはヒューマニストであり、俘虜たちを殺さなかった
拘置所の刑務官になっていたロレンスは2人を救おうとする
しかしヨノイは「自分は2・26事件のとき仲間たちと死ぬべきだった人間です」と語り、助命を拒む
ヨノイは終戦のとき、セリアズの遺髪をロレンスに託してあった
それを確かに彼の遺族に届けたことを伝えると、ヨノイは初めて安らかな顔で笑う
一方のハラも「部下がやったことは自分の罪と同じです」という日本軍人の美学を語り、除名を拒む
それを聞いてロレンスは、戦場での狂気に満ちた彼の行動が演技だったことを知る
しかし、どうすることもできない。彼もまた無力だった
死刑執行の日、絞首台に向かうハラは、狂気に満ちた笑顔を浮かべ叫ぶ
「メリークリスマス、ミスター・ローレンス! メリークリスマス!」
それを聞いてロレンスは、戦場のクリスマスを思い出すのだった
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