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- 匿名
- 19/10/18 02:43:41
2019年10月17日 20時1分
19歳の時に名古屋市内で知人女性を殺害したほか、高校時代には同級生らを劇物の硫酸タリウムで殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生の被告(24)について、最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は15日付の決定で被告側の上告を棄却した。
無期懲役とした1、2審判決が確定する。
1、2審判決によると、被告は2014年12月、名古屋市の自宅アパートで、知人の森外茂子(ともこ)さん(当時77)の頭をおので殴り、マフラーで首を絞めて殺害。
16歳で高校在学中の12年5~7月には、同級生ら2人の飲み物に硫酸タリウムを混入させて飲ませ、殺害しようとするなどした。
被告は精神鑑定で発達障害と双極性障害(そううつ病)の診断を受けており、公判では刑事責任能力の有無が争点となった。
弁護側は「障害は重く、心神喪失の状態だった」として全事件で無罪を主張したが、17年3月の1審・名古屋地裁判決は「障害の影響は限定的で、自身の意思で犯行を決意した」と完全責任能力を認定。「執拗(しつよう)かつ残虐な犯行で、障害の影響や犯行時に未成年だったことを考慮しても、有期刑では軽すぎる」と判断した。
18年3月の2審・名古屋高裁判決も完全責任能力を認め、「1審判決が重すぎるとはいえない」と被告側の控訴を棄却した。
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