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- 19/10/13 00:12:03
10/12(土) 23:50
台風19号の接近で増水した多摩川。奥は運行を停止しているJR中央線の鉄橋=東京都日野市で2019年10月12日午後5時半
大型で強い台風19号は12日午後7時ごろ、静岡県の伊豆半島に上陸した。
東日本では記録的な大雨や暴風に襲われた。
気象庁は同日、静岡、東京、神奈川、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、長野、新潟、宮城、福島の12都県で重大な災害が発生する恐れがあるとして「大雨特別警報」を発令し、最大級の警戒を呼び掛けた。
一つの災害で大雨特別警報を発令した都道府県の数としては過去最多。
台風に伴う土砂崩れや強風による死者が出ている。群馬県富岡市内匠では午後4時半ごろ、住宅6棟が土砂に巻き込まれた。
住宅2棟が倒壊し、住人の男性1人が死亡、夫婦2人と連絡が取れていない。
福島県二本松市でも土砂崩れで男女2人が行方不明に。長野県東御(とうみ)市で車が千曲川に転落し3人が行方不明となり、静岡県では40代男性が用水路に流され、仙台市では男性が川に流され行方が分からなくなっている。
また、午前8時ごろに突風が発生した千葉県市原市では軽乗用車が横転し、乗っていた男性(50)が死亡。住宅89棟が全壊などの被害を受け、8人がけがをした。
毎日新聞の集計では12日午後4時現在、けが人は東北から中国地方にかけて36人に上る。
河川の氾濫も相次いだ。
国土交通省などによると、東京都世田谷区の二子玉川駅付近の多摩川や長野市の千曲川、埼玉県東松山市の荒川水系・都幾(とき)川など8都県で氾濫が確認された。
12日午後8時現在、24時間降水量は43地点で観測史上1位を更新。神奈川県箱根町942ミリ、静岡県伊豆市湯ケ島717ミリなど。
大雨特別警報は、数十年に1度の大雨が降る可能性がある場合に出る。
これまで一つの災害では昨年7月の西日本豪雨の11府県が最多だった。
気象庁の梶原靖司予報課長は12日夕に臨時の記者会見を開き、「多摩川など大きな河川の水位が上昇している。2階以上に退避するなど少しでも命の助かる行動をしてほしい」と呼び掛けた。
気象庁によると、台風19号は12日午後10時現在、茨城県つくば市の西南西約30キロを北北東に時速45キロで進んだ。
中心気圧は965ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。
台風は13日未明には宮城県沖へ抜ける見通しだ
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