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- 匿名
- 19/10/03 12:32:20
2019年10月3日
給食で牛乳が出るのは9月6日以来。
(2019年10月2日、千葉市花見川区こてはし台2丁目)
台風15号による長期停電の影響で、製造・出荷ができなくなっていた千葉県内の三つの乳業事業者が2日、学校給食用の牛乳の提供を再開した。
40市町にある小中学校や特別支援学校719校の6割近くの学校に届けられた。
県教育委員会学校安全保健課などによると、停電の影響で一時、4事業者から40市町の約760校へ牛乳が供給できなくなった。9月17日に1事業者が再開し、残る3事業者は2日から、学校給食用に出荷できるようになった。
一部の学校では別メーカーの牛乳や、ヨーグルトやジュースなどを購入済みで、この日、3事業者の牛乳の提供再開は6割近い431校だった。
「代替品は今週いっぱいで終わり、来週以降は台風前にほぼ戻るのではないか」と同課。
この日、学校給食向けの出荷を再開した3事業者の一つで、県内313校と24の給食センターに牛乳を納品している千葉酪農農業協同組合(千葉市若葉区)の星畑雄三工場長によると、台風が上陸した9月9日、工場が停電しているようだと社員から電話があった。
29日夜、検査で細菌は検出されず、細菌が出す毒素も出ていないとの結果。
「本当によかった。これで安心して出荷できるようになりました」と星畑さん。
2日に出荷した学校は、給食などの都合で6割ぐらいにとどまった。「台風前に戻るのは、来週以降になりそうです」という。
千葉市教育委員会によると、市内の小中学校、特別支援学校計169校(児童・生徒約7万2千人)が2日から一斉に学校給食で牛乳の提供を再開した。
同市花見川区の市立こてはし台小学校(411人、斎藤健校長)では、台風に伴う停電や断水で、授業と給食の再開は9月17日から。ただ、牛乳はストップしていたため、再開までの間、チーズでカルシウムを補ってきた。4日までは注文済みのチーズの提供は続ける。
この日正午過ぎ、2年1組では、給食を前に担任の岩田あつ子教諭が自宅が停電したかを子どもたちに尋ねると半数ぐらいが手を挙げた。給食での牛乳は、台風15号前の9月6日以来。「牛乳の工場の人たちも、停電で機械が止まって大変でした。でも、みんなに飲んでもらおうと頑張って直してくれました」と岩田教諭の話を聞いた後、みんなで「いただきます」をして食べ始めた。
牛乳が好きという武田紗帆さん(8)は「久しぶりだからおいしかった。(牛乳をつくる工場の人たちは)大変だったんだなって、感謝しました」
日暮七海さん(8)も「学校の牛乳が好き。みんなに飲んでもらうためにたくさん準備してくれてうれしかった。ありがとうの気持ちで飲みました」と話していた。
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