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- 匿名
- 19/08/18 09:37:37
8/18(日) 9:18
かずらをつたい渡る観光客ら=徳島県三好市西祖谷で2019年8月2日午後2時23分、松山文音撮影
足を踏み出す度、橋は前後左右に揺れる。おまけに床の隙間(すきま)は10センチほど開いており、14メートル下を流れる祖谷川の水面も見える。子供から大人まで、足を踏み外さぬように、手すりとなるカズラをしっかりと握り、一歩ずつ進む。時折、あちこちで悲鳴が上がり、恐怖から途中で立ち往生し、泣き出す子供の姿も。
国重要有形民俗文化財のつり橋「祖谷のかずら橋」(徳島県三好市西祖谷山村)では、連日、多くの観光客がスリルと自然を求めて足を運ぶ。
日本三奇橋の一つで、対岸までの長さ45メートル、幅2メートル。約6トンのシラクチカズラで編まれている。
近年は外国人観光客からも人気を集め、2018年は約34万人が訪れた。
東京都中央区の小学1年、山岡夕朔(ゆうさく)さん(7)は、手すりを握り、足元を確かめながら挑戦。
家族の声援を受けて渡りきると、ほっとした表情。
「冷や汗をたくさんかいた。下の景色を見る余裕もなかったし、思い出したら夢に出てきそう」
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