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- 19/07/09 22:07:39
薬物事件で捜索の警官振り切り 熊本で40代男が車で逃走
容疑者が警察官を引きずり逃走した現場＝熊本市西区城山大塘2で2019年7月9日午後4時6分、栗栖由喜撮影
9日午前7時35分ごろ、熊本県警の警察官6人が覚せい剤取締法違反容疑で家宅捜索するため、熊本市西区城山大塘（おおども）2の男の家を訪れたところ、男は近くに止めていた乗用車を発進させ、制止しようとした警察官3人を数メートル引きずって逃走した。3人はいずれも軽傷。県警は公務執行妨害と傷害の容疑で全国に指名手配し、男の行方を追っている。
【時系列で追う小林容疑者の逃走経路】
県警によると、男は職業不詳の藤木寿人（ひさと）容疑者（43）。熊本東署によると、藤木容疑者の自宅を訪ねた署員6人が捜索することを伝えると、署員を振り払って駆け出し、車で逃走。男性の警部補（37）と巡査長2人（29歳、26歳）が車に引きずられて膝をすりむくなど軽いけがをした。
藤木容疑者は身長175センチぐらいの痩せ形で髪が短く、上下ベージュの作業服姿。紫色のスポーツタイプ多目的車（SUV）「ハリアー」で自宅前の市道を南へ逃げたとみられる。
現場は住宅街で近くに認定こども園や市立高橋小がある。同小の児童は9日夕、教員らに付き添われて集団下校。学校に迎えに来る保護者もいた。
藤木容疑者が逃走したまま見つからなければ10日朝も集団登校し、凶器を所持している可能性がある場合は臨時休校も検討する。男性教頭は「心配だ。早く捕まってほしい」と話した。【栗栖由喜、清水晃平】
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