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- 匿名
- 19/06/28 20:10:10
見守り活動が行われる中、登校する登戸小学校の児童=川崎市多摩区で2019年6月28日午前7時57分、梅村直承撮影
川崎市多摩区でスクールバスを待っていた私立カリタス小学校の児童らが襲われて20人が死傷した事件から1カ月となる28日、亡くなった同小6年の栗林華子さん(当時11歳)と別の児童の保護者、小山智史さん(同39歳)を悼むミサが同小で開かれた。講堂でのミサには児童や保護者約1000人が参列し、祈りをささげた。学校側によると、ハンカチで涙を拭う保護者らの姿があった。
一方、神奈川県警多摩署や地元防犯団体などは毎月28日を「多摩区子ども見守りの日」とし、早朝から警察官らが通学路などに立ち、子どもたちを見守った。事件現場には多くの市民が訪れて手を合わせた。川崎市中原区の男性会社員(56)は「楽しいことなど、これからいろいろな経験をするはずだったのに」と、亡くなった2人を悼んだ。
カリタス小によると、スクールカウンセラーに「夜に夢を見る」と心理的な不安を訴える児童もいる。「授業を受けるのがつらい」という児童もいるといい、校舎の中に休憩スペースを設けてカウンセラーや教員が寄り添って話を聞くなど、心のケアを続けている。【池田直、市村一夫】
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