- なんでも
- 天安
- 19/06/03 12:54:25
福岡県北九州市の松永太(40)による史上稀に見る凶悪犯罪。内縁の妻、緒方純子(40)と共に被害者を監禁したうえマインドコントロール下に置き、自らは手を下さずに殺し合いをさせていた。2002年、監禁されていた広田清美さん(仮名・17)の脱走により発覚。清美さんの父、由紀夫さん(仮名・34)、純子の両親である誉さん(61)と静美さん(58)、妹の理恵子さん(33)とその夫の主也さん(38)、二人の子供の彩ちゃん(10)と優貴くん(5)の計7人が殺害されていた。
●1997年12月 誉さん殺害
心臓部への通電によるショック死。誉さんの反抗的な発言に怒った松永の指示により、家族の前で純子が通電したところ、座ったまま前のめりに倒れた。死亡したことが確認されると、松永の誘導で遺体は純子と静美さん、理恵子さん夫婦と彩ちゃんの5人で解体することになった。
●1998年1月 静美さん殺害
誉さんの死後、松永は静美さんへの通電を集中。精神に異常をきたした彼女は奇声を上げ、食事を拒絶するようになったため、浴室に閉じ込められた。松永の指示で主也さんが電気コードで首を絞め、理恵子さんが足を押さえて殺害。遺体は純子と理恵子さん夫婦、彩ちゃんの4人で解体した。
●1998年2月 理恵子さん殺害
静美さんの死後、松永による顔面への通電など、衝撃の強い虐待が集中する。彼女もまた奇声を上げるようになり、松永から殺害を示唆された純子と主也さんが話し合い、主也さんが電気コードで首を絞め、彩ちゃんが足を押さえて殺害。遺体は純子と主也さん、彩ちゃんの3人で解体した。主也さんは「とうとう自分の嫁さんまで殺してしまった」とすすり泣いた。
●1998年4月 主也さん殺害
元警察官の主也さんの体力を奪うために、松永が食事を制限し、通電を繰り返したところ、やがて衰弱して水も受け付けなくなった。浴室に閉じ込められ、痩せ細った主也さんに、松永が眠気覚まし剤と500ミリリットルのビールを飲ませたところ、1時間後に死亡。遺体は純子と彩ちゃんの2人で解体した。
●1998年5月 優貴くん殺害
主也さんの死後、松永が「大人になったら復讐するかもしれない」と純子に殺害を指示。その上で松永は「優貴はお母さんに懐いていたから、お母さんのところに返してやったら」と遠回しに彩ちゃんに殺害を了承させる。そして純子と彩ちゃんが電気コードで首を絞め、清美さんが足を押さえて殺害した。遺体は純子と彩ちゃんの2人で解体した。
●1998年6月 彩ちゃん殺害
優貴くんの死後、松永は彩ちゃんへの通電を集中させた。これまでの食事制限もあり、2歳児のおむつが穿けるほどに痩せ、衰弱した彩ちゃんを松永が説得。逆らうことのできない彩ちゃんは、優貴くんが殺害された場所に自ら横たわり目を瞑った。純子と清美さんが首に巻き付けた電気コードで絞殺。遺体は純子と清美さんの2人で解体した。
このように緒方家については、およそ月に1人のペースで殺人が繰り返された。松永は主犯であるにもかかわらず、自分の手は一切汚さずに、7人もの命を奪ったのである。
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