原田龍二 女性ファン複数と関係

  • ニュース全般
    • 2222
    • 匿名
      19/06/06 22:49:47

    性的な衝動をコントロールできない! 「性依存」の背景にはストレスに対する弱さも

    過度の風俗店通いやアダルトサイトの閲覧から 痴漢や盗撮といった犯罪行為まで、「性依存」のあらわれ方はさまざまである。ただの風俗店好きと何が違うのか、性依存に陥りやすいのはどのような人なのか。数少ない性依存治療の専門家(公認心理師・臨床心理士)である、筑波大学人間系心理学域教授の原田隆之氏に解説してもらった。

    *  *  *

     WHO(世界保健機関)による国際疾病分類第11版(ICD-11)に「強迫的性行動症」が新たに追加されました。これは、これまでハイパーセクシャル障害とか「性欲過剰」と呼ばれていた、過度の風俗店通い・マスターベーション・ポルノやアダルトサイトの閲覧、多数の性的パートナーをもつことなどが相当します。

     一方、窃触症(痴漢)や窃視症(のぞき、盗撮)、露出症、強制わいせつ、レイプなどの性犯罪は、性嗜好(しこう)障害として従来収載されており、ICD-11で「パラフィリア障害」と名称変更になりました。同障害には、フェティシズム(下着や制服などに執着して繰り返し性的興奮を求めること)や小児性愛なども含まれます。

     これらの強迫的性行動症とパラフィリア障害を合わせて、私たちは「性依存」と呼んでいます。性依存はまだ、国際的な概念とはいえませんが、どちらも依存症として適切な治療につなげることが重要です。

     パラフィリア障害の多くは犯罪であり、明確な診断基準もあるため、パラフィリア障害であるのかないのかは明らかです。では、単なる風俗店好き、アダルトサイト好きなどと、強迫的性行動症の違いはどこにあるのでしょう。両者を見分けるポイントは、「性的な衝動や行動をコントロールできているか」「本人が著しい苦痛を感じていないか」「本人や周囲の生活に支障が出ていないか」などです。

     例えば、風俗店をよく利用する人で、「最近、毎日だから、今日はやめておこうと思っても行ってしまう」「こんなことではだめだ、などの苦痛を感じながらも利用を続けてしまう」「利用料金がかさんで家計を圧迫し、普段から性的なことで頭がいっぱいで仕事がおろそかになっている」などとなると、強迫的性行動症の可能性があります。

     苦痛を感じ、生活に支障が出ていても、「性」のことは言い出しづらく、周囲も気づきにくいものです。たとえ意を決して何とかしたいと思っても、趣味嗜好の問題で片付けられ、治療できる医療機関もほとんどないのが現状です。ICD-11に疾病として明記されたことで、治療できる医療機関が増えることが期待されます。

     痴漢などのパラフィリア障害の治療に関しては、「犯罪に対して必要なのは刑罰であって、治療ではない」といった声がよく聞かれます。犯罪には刑罰が必要なことは当然です。ただ、それだけでは再犯は防げません。それは性依存などの依存症は、衝動をコントロールする脳機能の異常による病気だからです。脳の病気は本人が気持ちを改めただけでは治りません。再犯を防ぐには、刑罰に加えて、科学的な根拠のある治療が必要なのです。

     性依存の背景には、こうした脳機能の異常のほかに、「落ち込みやすさ、ネガティブな感情に対する脆弱(ぜいじゃく)性」があると考えられています。一般的には、ゆっくりお風呂に入って十分に睡眠をとれば回復できる程度の「嫌なこと」でも、大きなストレスに感じ、そのはけ口を繰り返し性的な行動に求めてしまうわけです。

     このストレスを感じたときの対処法が限られているのも特徴です。ストレス解消のためにスポーツで汗を流す、友人に会って話をする、趣味のサークルに参加する……といった多様さがなく、ストレスを感じたら風俗店に行く、アダルトサイトを見る、さらには痴漢をするといった性的な行動に限定されているわけです。

     ストレスが性的な衝動や行動に結びついてしまう人の多くには、もともと性への強い思い込みがみられます。さらには女性を性の対象としかみることができない、欲望を満たすためのモノのようにみてしまうゆがんだ考え方、いわば「認知のゆがみ」があります。性依存は、以上のようなさまざまな要因が組み合わさって発症すると考えられます

    • 3
古トピの為これ以上コメントできません

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ