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- 19/03/29 21:39:11
妻と長男に頼まれて２人を殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた岐阜県大野町、
無職内藤寿樹ひさき被告（６９）に対し、岐阜地裁は２８日、懲役３年（求刑・懲役７年）の判決を言い渡した。
小川結加裁判官は「２人を死亡させた責任は重い」とした一方で、長年、献身的に体が不自由な妻の
世話をしてきた経緯などに触れ、「犯行について非難できる程度は限定的だ」と述べた。
判決は、目や耳、足が不自由な妻京子さん（当時６９歳）と、中学１年から引きこもりの生活を続けていた長男克規さん（当時３６歳）が、
京子さんの出す生活音を巡って不仲になっていたとした上で、内藤被告が２人から「殺して」などと頼まれた事実を認定。
小川裁判官は、それまで２人が衝突しないよう内藤被告が努力したことに言及し、「長期間にわたって刑務所に収容すべき悪質な事案とは言えない」と指摘した。
判決によると、内藤被告は京子さんと克規さんに頼まれ、昨年１１月２５日に京子さん、
翌２６日に克規さんを、いずれも自宅で首をネクタイで絞めて窒息死させた。
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