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- 19/03/26 20:40:47
産経新聞 03/26 19:46
白昼の住宅街に26日、女性の悲鳴が響いた。東京都杉並区のアパート2階に住む保育士、照井津久美(つぐみ)さんは、ベランダから周囲に「助けて」と叫び、刺殺された。アパートで目撃された不審な男は警察官到着の数分前に歩いて立ち去ったという。周辺には多くの警察車両が集まって捜査員が慌ただしく出入りするなど騒然となり、近隣住民の間では「こんな近くで殺人事件が起きるなんて」と動揺が広がった。
正午ごろ、アパートに併設された家に住むオーナーの男性は「助けて」という悲鳴を聞いた。外に出て見上げると、ベランダでしゃがみ込む照井さんの姿があり、「これはただごとではないと思った」。携帯電話を持っておらず、近くにいた郵便配達の男性に110番通報を依頼した。
路上で警察官を待つ間、アパートから黒っぽい服装の男が出てきた。「どの部屋から出てきたかは見ていない。慌てた様子はなく、歩いて北の方向に向かい、すぐ近くの交差点を東に曲がった」という。警察官が到着したのはその数分後だった。男性は警察官を連れて現場の2階の部屋に向かった。
捜査関係者によると、現場は争ったような形跡があり、アパートに住む別の女性は取材に「『キャー』という悲鳴が聞こえた」とこわばった表情で話した。
アパートが面する一方通行の狭い路地には規制線が張られ、捜査員は室内やベランダなどで鑑識活動を行った。近くに住む60代男性は「小学校の通学路も近い。まさかこんな場所で殺人事件が起きるとは」。
小学生の長男(10)がいるという女性(39)は「犯人も捕まっていないみたいなので不安。長男はいつも1人で自転車で塾へ行っているが、今日は送り迎えをするつもりだ」と話した。
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