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- 19/03/14 23:54:00
中国北京市や山東省などの市民6人は9日国有自動車メーカー「一汽大衆」が製造する「アウディ」車を使用後、白血病を発症したとネットに実名で告発した。
市民らは同ブランド車は製造時に有毒物質が使われているとした。
一汽大衆は、中国自動車メーカーの第一汽車と、独自動車メーカーのフォルクスワーゲンとの合弁会社で、吉林省長春市に本社を構える。
一汽大衆は2010年、SUV車「アウディQ5」の製造販売を開始した。
中国メディアは2013年「アウディ」の一部の車種に「異臭がする」と指摘、利用者が白血病にかかったと報じた。
番組は、制振材として使われている瀝青(れきせい)が「異臭」の原因だとした。
瀝青からはベンゼン、ベンゾピランなどの発がん性物質を放出するため、長期的に吸い込むと、鼻炎や皮膚病、流産、胎児障害白血病などの健康被害が出ることがある。
山東省に住む被害者の1人、林さんはRFAの取材に対して、ソーシャルメディア「微信」で告発文を掲載してから、大きな反響を呼んだと話した。林さんによると、同車の利用者20人は同様の症状が出たと訴えたという。
林さんは2015年5月に「アウディA4」を購入し、2018年1月急性骨髄性白血病と診断された。他の5人の被害者も、「異臭がする」アウディ車を購入した後に、同じ病にかかった。
林さんによると、問題の車は国産「アウディ」ブランド車に限定される。「友人の1人が車を解体後、車の中から20~30キロの瀝青が見つかった」
RFAによると、北京市民の田さんは、林さんらと同様に、実名で健康被害を訴えた1人だ。田さんは、夫が死後、北京市地裁に対して、一汽大衆を相手取って訴訟を起こした。しかし、一汽大衆は国有企業であるため、田さんは嫌がらせを受けた。
メディアにも助けを求めたが、門前払いされたという。
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