空自のF2戦闘機が墜落か　搭乗の2人は海上で発見　山口県沖

　20日午前9時20分ごろ、航空自衛隊築城（ついき）基地（福岡県築上町など）所属のF2戦闘機（乗員2人）が山口県沖の日本海上空でレーダーから消失した。空自が周辺海域を捜索したところ、同10時10分ごろに乗員2人を発見した。2人とも意識はあるという。F2は墜落したとみられ、空自が詳しい原因を調べている。

　空自によると、F2は午前8時50分ごろに3機で築城基地を離陸し、同基地の北東約130キロ地点でレーダーから消えた。現場近くの海面では油膜や救命ボートが発見された。

　乗員2人のうち1人は海上で発炎筒を付け、もう1人は空自の救難ヘリに手を振っていたといい、墜落前に緊急脱出したとみられる。空自は2人を救助した。民間船などへの被害は確認されていないという。