はしか急増 全国に拡大懸念 過去10年で最多ペース ワクチン接種徹底を

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  • 19/02/16 11:39:39

 今年に入り、はしかの患者数が急増している。国立感染症研究所の最新の集計では三重や大阪を中心に148人報告され、既に昨年1年間の患者数の半数を超え、過去10年で最多ペースだ。同じ空間に短い間いるだけで空気感染するなど、極めて感染力が強いのが特徴で、集会や百貨店での集団感染も起きたほか、患者が新幹線で長距離を移動したことも分かった。全国に広がる懸念も出ており、専門家はワクチン接種の徹底を呼び掛けている。

 津市では、昨年末開催の宗教団体の研修会に参加した10~20代の間で感染が広がり、三重県内で今年約50人の患者が報告され、和歌山や愛知、岐阜にも飛び火した。この団体はワクチンを含めた医薬品利用に慎重で、参加した49人中24人が感染、うち20人はワクチン未接種だった。

 百貨店「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市)では2月から、従業員や利用客約20人に感染が広がっている。また女性患者が8日と10日に新大阪―東京間の東海道新幹線を利用しており、車内で他の人にうつした可能性が指摘されている。

 はしかは発熱やせき、発疹など風邪のような症状で誤診されやすいが、3割が肺炎や脳炎などの合併症を起こし、死亡することもある。一度感染すると免疫ができるが、感染経験がない人はマスクや手洗いでは予防しきれない。唯一の予防法はワクチン接種だ。

 現在は1歳と小学校入学前の2回が定期接種化されているが、20代後半~40代は感染を経験した人が少ない上に、ワクチン接種の機会は1回だけだったため、免疫が不十分で感染リスクが高い「はざま世代」とされる。

 国立感染症研究所が12日に発表した集計では、三重県49人、大阪府43人のほか、愛知、東京など19都道府県で報告された。大半はワクチン未接種か、接種歴が不明だ。

 研究所の多屋馨子室長は「過去にかかったと思っていても他の病気だった可能性もあり、油断できない。接種記録がない場合、特に若い人は接種を検討してほしい」と訴えている。

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ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

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    • 19/02/16 11:58:24

    何度やっても抗体つかないんだけど、どうしたらいい?

    • 0
    • 19/02/16 11:43:25

    妊婦が感染すると大変

    事実だけど、「妊婦以外は心配ない」と言う意味ではない。

    • 2
※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

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