- なんでも
- そば
- 19/01/06 13:55:42
●木造住宅
燃えやすい建材といえば、多くの人が「木」を真っ先に思い浮かべるでしょう。
躯体に木を使った木造建築は、ご想像の通り火災に強いとは言えません。
ただ、集合住宅に供される建築物では、木造建築であっても表面に「木」が剥き出しになっている物件は少ないでしょう。躯体は木でつくられていたとしても、外壁は不燃のサイディングや金属板で覆われている建物がほとんどです。
そして内壁についても、大抵の場合は下地として石膏ボード等が張られています。こうした建材は基本的に燃えませんので、火を近付けても火災にはなりにくいのです。ただし、周囲の可燃物が勢いよく燃えた場合には躯体である木に熱が伝わり、建物全体の火災へと発展していきます。
●鉄骨造や鉄筋コンクリート造
鉄やコンクリートは、基本的に燃えません。
そのため、躯体そのものが火をあげて燃えるという火災は起こりません。ただ、内装材に可燃材を使っている場合や、建物内に可燃物が多くあれば火災につながります。
特に注意したい構造は鉄骨造です。
鉄骨造は文字通り、躯体が鉄骨でできているため熱には弱いと言えます。燃えることはないのですが、鉄骨が熱せられた場合、その強度は大きく下がります。具体的には、摂氏600℃程度になると強度が半減してしまいます。さらに温度が上がれば飴のような状態になり、ぐにゃりと曲がってしまうのです。
まとめると、
マンションは、外からの火災に強い。
室内しか燃えないので、不燃のクロスやカーテンにすれば最強!
木造建築、鉄骨は、温度次第。
ガス爆発や近所の大火災には耐えれていないのが現状。燃え広がるスピードもあっという間。
最低でも、クロスは不燃の物に変えるべきですよね。
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