- なんでも
- お米
- 18/12/08 09:58:48
https://www.amazon.co.jp/dp/4901330152/ref=asc_df_49013301522545697/?tag=jpgo-22&creative=9315&creativeASIN=4901330152&linkCode=df0&hvadid=295714190285&hvpos=1o19&hvnetw=g&hvrand=5628679918915831517&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=m&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009565&hvtargid=pla-526072445728
あなたは、子どもから「赤ちゃんはどこからうまれるの?」と聞かれて、どう話したらいいのか迷ったことはありませんか。あるいは、その昔、あなたが大人たちに問いかけて、困らせたことはありませんか。この質問は、幼児から児童へ成長していく道すじで必ず出てくるテーマです。 それは、「私は本当にお母さんの子なのか」「私はお母さんのどこからうまれてきたのか」「私とお父さんはどういうつながりがあるのか」「セックスってなんなのか」という一連の問いかけをしながら、子どもたちは自分を認知してくことができるからです。欧米で幼児向けの性教育の本を求めると、そのタイトルのほとんどが「Where come I from?」といったように、自分の出生について説明している本ですから、これは世界のどこの国の子どもにとっても、最初に性を学ぶ共通のテーマなのです。 そこで、このテーマについてのわが国の本を探してみると、かなりそろっています。しかし、どの本も肝心のテーマを語る前後に多くの説明がついていますから、このテーマを語ることの難しさがわかります。 そんななかで、水野都喜子さんのこの本に出会った私は、これこそ「性教育の原点」に的中した絵本だと、よろこびの感動に包まれたのです。水野さんは、自分の子どもへのラブ・コールとしてこの絵本をかいたのですが、この本の魅力によって、勤務先の保育園の園児からその親たちへ、そして近くの保育園の保母さんや子どもたちへと、あたかも紙芝居のように引っぱりだこになっていったのです。 この事実だけで、いかに親や子のニーズに合っていたかがわかります。絵にも文章にも無駄がありません。性器と性交と出産という〈人間の性〉の基礎になるものだけを簡明直截に、さわやかに表現しています。科学的な情報とロマンチックな情景とがよくマッチして、快い作品となっています。ぜひ、安心して子どもたちにこの絵本を見せてください。
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