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- とかげ
- 18/10/03 07:05:12
風疹の患者が増加していることを受けて厚生労働省は、とくに感染が広がっている首都圏などの5つの都県に緊急の通知を出し、妊娠を希望している人や妊婦の家族が抗体検査を受けるよう周知することを求めました。
風疹は発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が起きるおそれがあります。
平成24年から25年にかけて国内で大きな流行となり、この時には妊婦が感染して合わせて45人の赤ちゃんに障害が起きたと報告されています。
ことしは7月下旬から首都圏を中心に患者が増えていて、国立感染症研究所によりますと、先月23日までに報告のあった全国の患者数は前の週より128人増えて770人と、去年1年間の8倍以上の数となりました。
これを受けて厚生労働省は、とくに患者の多い東京、千葉、神奈川、埼玉、それに愛知の5つの都県について2日、緊急の対策を求める通知を出しました。
通知では妊娠を希望する女性や妊婦の家族について風疹の免疫が十分あるか調べる抗体検査を受けてもらうよう周知することを求めています。
また、抗体検査の結果免疫が不十分だった人が予防接種を受けられるよう、厚生労働省は今回の通知の対象となる5つの都県で重点的にワクチンを流通させることにしています。
2018年10月3日 5時57分
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