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- 18/08/29 16:44:00
血液型をO型に変換、腸内細菌の酵素で カナダ研究
8/29(水) 13:32
BBC News
献血者から提供された血液を、安全な緊急輸血に必要となる、どの血液型にも対応できるタイプに変える確実な方法が発見された。
この発見では、腸内細菌の酵素がヒトの血液型A型をO型に効果的に変えられることが分かった。O型は、不適合反応のリスクなしに誰にでも輸血できることで知られる。
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究者らは、まもなくこの処置の臨床試験を開始できるだろうとしている。
腸内細菌の酵素は、A型の赤血球の表面にはあるがO型にはないマーカーを除去する。
このマーカーを除去することで、血液提供を受けた人の免疫系はA型の血液をO型だと勘違いし、「異物」として攻撃することはない。
異なる血液型の輸血は、命に関わる危険性がある。
O型の患者はO型の赤血球輸血しか受けられない一方で、O型の血液はABO型のどれにでも適合する。
血液型とは
・ABO式血液型には、O型、A型、B型、AB型の4種類がある。
・どの血液型になるかは、両親から受け継いだ遺伝子により決定される。
緊急を要する状況では、適合性を確認するための詳細な検査を行う時間はない可能性が高く、医療サービスが輸血用にO型の血液を十分備えておくことは非常に重要とされる。
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