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- 18/08/28 12:52:07
2004年に閉園した北海道のクマ牧場「定山渓熊牧場」(北海道札幌市)の跡地において、今なお1頭のクマが劣悪な環境で放置されたままになっているといううわさが、Twitterで注目を集めています。
管轄の札幌市保健福祉局保健所動物管理センターに取材したところ「情報は誤解です」と否定。現在は施設でクマ2頭を飼養している状況ですが、市が年に複数回の立入検査をしており、管理者が1日1回のエサを与えているため健康状態も良好だと説明しました。
「定山渓熊牧場」は1969年に定山渓グランドホテルが開園。その後クマの健康や衛生面の問題、施設の老朽化から2004年に閉園しました。しかし2011年に動物保護団体への情報提供をきっかけに、衛生状態の悪い中で総計13頭のクマが雌雄混在で飼養されていることが発覚。床にごみが散乱し、死後放置されたと思しきクマの骨が散見されるなど深刻な状況で、NPO法人の地球生物会議ALIVEが管理者に飼養の改善を指導するとともに、行政にも定期的に立入検査をするよう要望しました。
しかし2018年8月18日にTwitterであるユーザーが、定山渓熊牧場跡がずっと気になっていたためドローンで空撮したという写真を投稿。コンクリートの構築物内に1頭のクマが写っており、「閉園後も残されたクマたちがまともな食べ物も与えられない劣悪な飼育環境で急速に数を減らし、2013年に確認された雄2、雌6頭以降の情報が全く皆無でした。2018年8月、結果は最後に1頭を残すのみとなっているようです」と報告しました。
本当にクマは放置されている状況なのか――担当している動物管理センターに取材したところ、行政では年に複数回の立入検査を実施し、飼育状況の確認と必要な指導を継続していると説明しました。直近では2018年7月26日に実施し、今回のツイートをきっかけに問い合わせが複数来たため、8月22日にも立ち入ったといいます。
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