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早朝から、男児の名前を呼びながら、山を登って探した。林道上がって…すると12~3m離れた場所から「おいちゃん、ここ!」と声がした。
男児が沢の真ん中、苔むした岩の上で座っていた。一瞬、人間とは思わなかったが、確かに探していた男児で、心臓が止まりそうな思いだった。
下半身は何もつけていない、足を岩の前の水がたまったところに置いて座っていた。名前を呼んだら「ハイ」と。
袋からアメを出して渡そうとしたら、男児がアメの袋をバッと取って、自分で手で破ろうとした。2歳の手では開かずに私が手伝った。それをすぐに口に入れてガリガリかんだ。その様子を見て「これは大丈夫だ!」と思った。
きのう、男児のお母さんやおばあちゃんと話した。別れた場所を聞いたら、絶対この道を子どもが上に上がっていると思った。
発見後、警察が渡せ、と言ったが「だめです!」と言った。家族に手渡しすると約束したから。おまわりさんに罰を受けても手渡しで渡そうと思った。
もうお母さん、声が出なかった。バスタオルとって子どもの顔を見せたときの、お母さんの嬉しい顔は一生離れない。
8/15(水) 13:41 フジテレビ系(FNN)
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18/08/15 17:06:49