- ニュース全般
- 黒部ダム
- 18/07/01 18:51:24
昨年3月15日、学校の野外教育プログラムに参加していて亡くなったのはサラ・マニトスキーさん、バンクーバー島に近いホーンビー島に一泊の予定で滞在中だった。
友人らが朝食の時間になっても眠っていたサラさんをそのままにして出かけたが30分後に再びキャビンに戻った時には目覚まし時計が鳴ったままの状態だったため、サラさんの異変に気付いた。
すぐにスタッフや生徒、駆け付けた救急隊員らがCPR(心肺蘇生法)を施したが、サラさんが息を吹き返すことはなかった。
友人らの証言によると、サラさんは亡くなる日の前日に生理による腹部の痛みを訴えており、夕飯もそこそこに夜9時50分ごろにはキャビンに戻っていたという。
事故から1年以上を経て州検視官は、サラさんが使用していたタンポンから黄色ブドウ球菌が検出されたことや、首、上腕、下腹部、胸、太腿部の皮膚が赤みを帯びていたことなど「トキシックショック症候群(TSS)」特有の症状が見られたことから死因をTSSと断定したことを発表した。
TSSはバクテリアの黄色ブドウ球菌が発する毒素が原因で起こる急性疾患で、非常に稀ではあるが死に至ることもある。
タンポンを長時間使用したり取り忘れたりするとTSSを発症しやすくなるが、患者は女性とは限らず、切り傷や火傷などでも発症する場合がある。
TSSの初期症状はインフルエンザとよく似ており、発熱、発疹、発赤、倦怠感、嘔吐、下痢などが特徴だ。 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、2016年にはアメリカ国内で300ケース以上のTSSが報告されており、そのうちの20名は死に至ったということだ。
モデルであったローレン・ワッサーさん(当時24歳)も2012年、タンポンによりTSSを発症して右脚下を切断しており、当時メディアに大きく取り上げられた。しかしローレンさんの痛みはその後も続き、今年1月には左脚下の切断も余儀なくされている
Breaking News
- 0 いいね