- なんでも
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私が中学生の時のこと。
朝早く、飼い猫と一緒に散歩に出た。
いつもなら少し先に行っては振り返り私が来るまであそびながら待ってるのに、その日は道路を渡って茂みの中へ入って行ってしまった。
名前を呼びながら私も茂みの中へ入って行くとお墓が見えてきた。
早くそこから離れたくて飼い猫を呼びながら進むと、あるお墓の上に伏せていた。
ギョッとした私は
「お墓の上は上がっちゃダメでしょ!仏様の頭なんだよ!」
と、言いながら急いで猫を抱き抱え
「ごめんなさいっ!」
お墓に向かって頭を下げた。
下げたその先に見えたのが〇〇〇△享年〇歳
1~2年前に亡くなった同級生のお墓だった…
その子は男子で話したことはなかったけど小学生の頃に1度だけ向こうから一方的にデブっ!(断言するけどその子は私二人分のデカさ)と言われた事があって何となく嫌だった。
関わりはその1度だけのはず。
でも、飼い猫が縁でお墓を知ったから何度か手を合わせに行ってた。
不思議なことに飼い猫はその後1度もお墓の方には行かないんだよね…- 6
18/07/30 11:50:54