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- 18/05/07 13:49:00
5/7(月) 13:30配信
産経新聞
「だるまちゃん」シリーズなどで知られる絵本作家で児童文化研究家の加古里子(かこ・さとし、本名・中島哲=なかじま・さとし)氏が2日、亡くなった。92歳だった。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、しのぶ会を開催する予定。
大正15年、福井県生まれ。東大工学部卒。学生時代から子供向けの演劇脚本を書き始める。昭和電工に就職し研究者として働くかたわら、川崎市内の工場労働者住宅街で子供会の世話にかかわり、自作の紙芝居を上演するなどの活動を始めた。33歳のとき、「絵本「だむのおじさんたち」でデビュー。その後、「かわ」で産経児童出版文化賞を受賞。同社で中央研究所の企画調整部長まで務めたが、47歳で早期退職し専業作家に。
著書に「だるまちゃんとてんぐちゃん」など。代表作の一つ「からすのパンやさん」は発行部数が200万部を超えた。著作は600点以上で、90歳を過ぎても旺盛な創作活動を続けた。児童文化研究家として日本の子供の遊びをまとめた「伝承遊び考」全4巻を刊行し、平成20年に菊池寛賞を受賞した。ほかに昭和50年にエッセイストクラブ賞。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180507-00000525-san-ent
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