<熊谷6人殺害>ペルー人被告に死刑判決 さいたま地裁

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  • 18/03/09 11:29:24

埼玉県熊谷市で2015年9月、小学生2人を含む6人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われたペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)の裁判員裁判の判決公判が9日、さいたま地裁であった。佐々木直人裁判長は被告の完全責任能力を認め、検察側の求刑通り死刑を言い渡した。


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 公判では被告の責任能力の有無や程度が争点となった。

 検察側は論告で、被告に被害妄想や追跡妄想があったとしつつ「物事の認知は正しくでき、社会的ルールに合わせた行動を取る能力があった」と指摘。事件後に遺体を隠すなど「自己の行為が犯罪だと理解し、対処する行動を取っている」などとして完全責任能力があると主張した。

 弁護側は、妄想により「追跡者から逃れるために家に入ったと考える方が自然」と強盗目的を否定し、殺人と窃盗の罪にとどまると反論。その上で、被告の犯行だったとしても、事件当時は統合失調症の影響下にあり「善悪の区別がついていなかった可能性がある」とし、心神喪失を理由に無罪を主張した。

 被告の最終意見陳述は、証言台の前でうつむいたまま1分以上沈黙して終わった。

 事件では、さいたま地検が精神鑑定のための鑑定留置を行い、16年5月に責任能力があるとして起訴。一方、弁護側の請求による地裁の精神鑑定では統合失調症と診断された。地裁の鑑定を担当した医師は公判で「被害妄想や精神的不穏が影響を与えた蓋然(がいぜん)性が高い」と証言した。

 起訴状によると、ナカダ被告は15年9月14~16日、金品を奪う目的で3軒の住宅に侵入し、田崎稔さん(55)と妻美佐枝さん(53)▽白石和代さん(84)▽加藤美和子さん(41)と長女美咲さん(10)、次女春花さん(7)--の6人(年齢はいずれも当時)を包丁で刺して殺害したなどとされる。【内田幸一】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180309-00000026-mai-soci

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