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- 18/02/19 15:35:08
女児の間で、ひそかにブームになっているアイドルがいる。
テレビ東京系の特撮実写ドラマ「アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!」(日曜・前10時30分)の劇中でアイドルを演じる5人組「miracle2(ミラクルミラクル)」だ。
小学6年から中学2年までの5人は、昨年6月にドラマから飛び出してCDデビューも果たした。リリースイベントを行えば無料とはいえ5000人を集める人気ぶり。まもなくドラマ放送開始から1年。その魅力とは―。
●5人が登場すると、郊外のショッピングモールが一気にライブ会場と化す。
見渡す限りの人だかり。登場前から子供たちの大合唱が響き渡る。昨年6月のデビュー当初は集客が50人ほどだったこともあったが、今や動員は毎回、数千人規模に上る。
今の女児にとってスーパースターとなっている。特撮ドラマから現実世界に飛び出した5人。ドラマの中でも、得意のダンスと歌の力で悪を倒す主人公のアイドルを演じている。
オーディションで選ばれた小中学生の5人ドラマとリンクしながら、現実世界でも成長していくさまが、同世代の女児の心をつかむ。
女児向けの作品としては、90年代の「セーラームーン」2000年代以降の「プリキュア」などのアニメが人気を集めた。
男児向けの実写作品にはスーパー戦隊シリーズがあるが、女児向けの実写はフジテレビ系で93年まで14年続いた東映不思議コメディーシリーズ以来、四半世紀近くも“空白”となっていた。
そんな中、「リカちゃん」などの大手玩具メーカー「タカラトミー」が初めて特撮実写のジャンルに参入して、プロジェクトがスタートした。
総監督を務めるのは、映画「クローズZERO」「十三人の刺客」「ジョジョの奇妙な冒険」などを手掛けてきた三池崇史氏だ
過激な描写を得意としながら、“ミラちゅー”は戦士でも武器は持たずに戦うキャラクター。さまざまなジャンルの80作超の作品を送り出してきた演出力で、女児の親である30代を中心とする大人心もくすぐる作品を生み出している。
報知新聞
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