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- たまご
- 18/02/19 15:26:50
夫婦の共働き化が進む一方で、家事や育児が女性側に重くのしかかる状況はあまり変わらない。店の従業員がすべての業務を1人でこなす実態になぞらえた「ワンオペ育児」という言葉も昨年広がった。共働き夫婦の家事分担について考えてみたい。
「電車が1本遅れたらスケジュールが崩れる」常に時間と闘い…妻は切迫感
小学生の子ども2人を育てる近畿地方の会社員の女性(43)は毎日、帰りの電車に揺られながら、晩ご飯を作る手順を頭でなぞる。「少しの時間も無駄にはできない」と思うからだ。
労務部門で働く女性は短時間勤務制度を利用して、午後4時に退社する。帰宅後は食事の準備、習い事の送迎、洗い物……。あっという間に1日が過ぎる。いつも時間に追われ、「仕事も家事も中途半端」と感じるのがつらい。
1人目を産んで職場に復帰した際、夫に1日の用事を伝え、「何ができるかを言ってほしい」と交渉。夫は朝、洗濯物を干し、食器の後片づけをして家を出る。だが、管理職で帰宅は午後11時頃。一番忙しい夜は頼れない。「妻6、夫4」の家事分担の理想は遠い。
以前は「早く帰って来て」とメールをしたが、「これから打ち合わせ」「部下がミスして帰れない」――。「遅くなるのは俺のせいじゃない」という返事を何度も聞くうち、あきらめてしまった。「帰る電車が1本遅れたら、後のスケジュールが崩れる。そんな切迫感を持つ自分とは働き方が違い過ぎる」と痛感する。
短時間勤務だから給料は25%カット。夫が定時に終業できるなら、フルタイムで仕事をし、もっと社会に評価されたい、と思う。
国は成長戦略の柱に女性活躍を掲げ、就労を推進する。でも、と女性は言う。「共働きを進めるなら、まず夫婦が共に家事をし、子育てできる社会にしてほしい」
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⇒https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180218-00010000-yomidr-soci
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