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- 18/01/22 01:45:24
選手不在の規定ねじまげ アイスホッケー南北合同チーム
2018/1/20 23:06
平昌五輪のアイスホッケー女子で韓国が北朝鮮と合同チームをつくることが20日、正式に決まった。五輪初の南北合同チームは韓国選手23人、北朝鮮選手12人で構成するという。
五輪まで1カ月もない時期に、合わせて35人もいる大所帯の新生チームはどうやって練習し、作戦を分かち合うのか。選手不在の決定に、あきれるばかりだ。
日本の山中監督の17日のコメントが的を射ている。「韓国の監督を思うと、この時期に選手を変更されるのは正直同情するところもある」。試合でベンチ入りする22人のうち、最低3人は北朝鮮選手にする。世界ランキングは22位(北朝鮮は25位)とメダル争いに関係のない競技力だから、政治的な決定を押しつけるのには好都合、と判断されてしまったのか。
平昌での韓国の開催国枠はすんなり得られたわけではない。国を挙げた強化計画を示して認められた経緯がある。努力のかいあって2017年2月の札幌アジア大会の日本戦では0―3と健闘。日本にとっても、かつてのように楽に勝てる相手ではなくなった。
国際オリンピック委員会(IOC)自身が大会直前になって選手の登録人数というルールをねじ曲げた。マイナスの影響を受けるのは特例を受ける側だから、いいだろうという問題ではない。スポーツの根幹をおとしめる歴史的決定だ。
(田中克二)
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25954560Q8A120C1UU1000/
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