- なんでも
- 娘をプレハブ小屋に16年監禁…両親を逮捕
- 17/12/27 05:59:10
大阪の寝屋川市で、33歳の長女の遺体を自宅に放置したとして両親が逮捕された。長女はプレハブ小屋におよそ16年監禁されていて、見つかった時の体重はわずか19キロだった。
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大阪府寝屋川市の民家。この家の長女、柿元愛里さん(33)が死亡した。死体遺棄の疑いで逮捕されたのは愛里さんの両親、会社員の柿元泰孝容疑者(55)と妻の由加里容疑者(53)だった。
警察によると、愛里さんは敷地内に設置された広さ2畳ほどのプレハブに監禁されていたという。中には簡易トイレや監視カメラが設置されており、扉は外側から施錠されていた。また、プレハブの外にはタンクが置かれ、室内に通されたチューブで水が飲めるようになっていたという。
長女を監禁した理由について、母の由加里容疑者は「16歳~17歳の頃から娘には精神疾患があり、暴れるようになったのでプレハブで監禁するようになった」と供述。
警察によると、由加里容疑者らが愛里さんに与えていた食事は、最近では1日に1回だけ。司法解剖の結果、死因は凍死で栄養失調の状態にもなっていたという。また、死亡当時、身長145センチの愛里さんの体重は、わずか19キロしかなかった。
およそ16年にも及んだとみられる両親による長女の監禁。近所に住む人は――
近所の住民「(一家を)見かけることはないと思う。見かけるったって、知らないから、いるのを。あそこ人が住んでるなんて最近は思っていない」
警察によると、今月18日午前1時頃、父の泰孝容疑者が愛里さんの寝顔を確認し、午前8時半過ぎに再び見た時には息をしていなかったという。そのことを由加里容疑者に伝えると――
由加里容疑者「119番通報したら娘が自分の元から離れるので寂しい。届けるのをもう少し待って欲しい」
そして5日後の23日、夫婦で警察に自首し、遺体を室内に放置したとして死体遺棄の疑いで逮捕された。警察は死亡した経緯などについて詳しく調べている。
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