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日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)が27日、東京・両国国技館で定例の会合を開いた。九州場所で前人未到の40回目の優勝を果たした横綱白鵬(32)=宮城野=が優勝インタビューで万歳三唱を促したほか、暴行問題の渦中にある横綱日馬富士、平幕貴ノ岩の土俵復帰に触れる発言をしたことについて、委員からは厳しい意見が相次いだ。
前人未到の40回の優勝を誇る大横綱といえど“越権行為”には横審も首をかしげざるを得なかった。問題は26日の千秋楽。優勝を決めた白鵬が、場内インタビューで「膿(うみ)を出し切り、日馬富士関、貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたいと思う」と暴行問題の渦中にある2人の復帰に言及。さらに、館内で異例の万歳三唱を促したものだ。
北村委員長は「まったく異例のインタビューだった」とぶった切り、「これだけ相撲協会が厳しい状態になって大変な中で、なぜ万歳ができるんだろう」と疑問視。暴行問題では警察、協会の調査が終わっておらず、自身もその酒席にいた。にもかかわらず、一力士として踏み込んだ発言が物議を醸した。
他の委員からも苦言が相次いだようで、「『相撲界の膿を出す』というのが何を意味するか分からないが、横綱としては(その発言は)おかしいんじゃないかという意見が多かった」と北村氏。「横綱といえども、それ(問題解決)を進めることは言えないと思う」とクギを刺した。
唯一の黒星を喫した11日目には、自ら物言いを要求する醜態をさらした。
白鵬も引退!- 9
17/11/28 07:08:35