野球ボール２３００個捨てる　「怖くなった」証拠隠滅図る　野球ボール窃盗で３人を再逮捕

　関東地方や福島県の高校で大量の野球道具が盗まれた事件で、埼玉県警は２５日、建造物侵入と窃盗の疑いで、茨城県水戸市の土木作業員、大崎晋太朗被告（２０）＝窃盗などの罪で起訴＝ら３人を再逮捕し、さいたま地検に送検したと発表した。いずれも容疑を認めている。

　再逮捕容疑は８月５日午後５時半～６日午前６時１０分ごろ、群馬県伊勢崎市の同県立伊勢崎工業高校の野球部器具庫内に侵入、金属バット９本と硬式球２８０個ほか４点（計約２５万円相当）を盗んだとしている。

　埼玉県警によると、１０月２日に国土交通省から茨城県警ひたちなか署に「大量のボールが捨てられている」と連絡があり、同県ひたちなか市の那珂川河川敷に約２３００個のボールなどが捨てられていた。

　大崎容疑者は「（ボールが盗まれたという）ニュースを見て怖くなって証拠隠滅を図った」と話しており、関連を調べている。