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ロシアのプーチン大統領は、核とミサイルの開発を加速させる北朝鮮への国際社会の対応について、「圧力をかけてもむだなだけだ」として対話によって解決すべきだと主張し、来週行われる日ロ首脳会談でもこうした立場を直接伝えるものと見られます。
ロシアのプーチン大統領は、中国などの新興5か国でつくるBRICSの首脳会議が3日から中国で開かれるのを前に1日、こうした国々との協力の在り方を記した文書を発表しました。
このなかでプーチン大統領は、北朝鮮への国際社会の対応について「核やミサイルの計画をやめさせようと圧力をかける政策は誤りで、むだなだけだ。挑発や圧力、攻撃的で侮辱的な言葉の応酬を続けてもその先には何もない」として対話を通じて解決すべきだと改めて主張したうえで同じ立場の中国との連携を強調しました。
ロシアが対話を重視する背景には、日本が、新型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をアメリカから導入する方針となっていることなど、アメリカが北東アジアでの軍事的な影響力を強化していることに強い懸念を抱いていることもあるとされています。
プーチン大統領は来週、ウラジオストクで安倍総理大臣と首脳会談を行う予定で、ロシアのこうした立場や懸念を直接伝えるものと見られます。
NHKニュース- 1
17/09/05 18:16:47