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- 17/05/08 15:59:05
考えたくはないが……。GW明けに九州北部でマグニチュード7(M7)前後の規模の大地震が起こる危険性がある。
今年3月13日から21日にかけて、福岡県北西沖で震度1~2の地震が4回も発生した。約4カ月ぶりの地震だった。この地域での地震は珍しく、その前はさらに7カ月さかのぼる。
加えて、大地震の兆候といわれる火山の噴火が目立ち始めた。
4月になって、1年5カ月ぶりの噴火が確認された西之島の新島(小笠原諸島)のほか、伊豆諸島の海底火山・明神礁でも噴火の可能性が高まっている。今月2日には、桜島(鹿児島市)が4000メートルの噴煙を上げて噴火した。
こうしたことから、九州での大地震を警戒するのは、立命館大・歴史都市防災研究所の高橋学教授だ。
「火山の状況と経験則を鑑みれば、福岡北部で地震があってもおかしくありません。連休明けの5月13日前後が要警戒です」
高橋教授によれば、過去の大地震を検証すると次のような経験則が見いだせるという。
①それまで地震がほとんどなかったところでM2~4の地震が連続して発生。
②約60日前後の静穏期。
③M2~4程度の地震発生。
④半日~3日後に巨大・大地震が発生。
「阪神・淡路大震災」など3つの大地震について、発生前の状況をまとめたのが別表だ。
確かに、久しぶりの地震が連発した後、地震が収まる“静穏期”を経て、大地震が起きている。今回の福岡北西沖は3月の連続地震以降、45日間“静穏”している。経験則に当てはまれば、近く大地震が起きる可能性があるというわけだ。
「福岡平野から福岡北西沖にかけて警固断層帯があります。2005年の福岡県西方沖地震では、海に位置する断層帯の北側を震源にM7の地震が起き、大きな被害が出ました。今回は前回動かなかった南側の陸部が震源になる可能性があります。経験則によれば、大地震の前に、M2~4クラスの“直前地震”が起こっている。その動きを注視すべきでしょう」(高橋教授)
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